現在、スマートフォンは人々の生活に欠かせない存在となっており、特にLINEは頻繁に利用されるコミュニケーションツールの一つです。企業のマーケターにとっても、LINEを活用したマーケティングは特に注目されており、顧客との関係構築に不可欠なツールとなっています。本コラムでは、LINEマーケティングについての基礎から実践まで幅広く解説していきます。
LINEマーケティングってなに?
LINEマーケティングとは、LINE公式アカウントを利用して顧客とのコミュニケーションを図り、集客や売上増につなげるマーケティング手法です。LINEはSNSツールの中でもとりわけ利用者が多いことやアプリの使用時間が長いこと、また、利用者属性層が広いことなどから特に注目されています。
LINEマーケティングのメリット
LINEマーケティングを活用することのメリットを以下に記載します。
広範囲へのリーチ
LINEは国内において、老若男女問わず多くのユーザーに愛用されています。そのプラットフォームを活かしてアプローチするため、さまざまな商品・サービスと相性が良いといわれます。
アプローチ手法の多様性
各種機能を活用することで、さまざまな方向から顧客にアプローチすることが可能です。
リッチメニュー(トーク画面下部に固定表示されるタイル状のメニュー)
画像・動画・メッセージ配信
LINEチャット
タイムライン投稿
クーポン配信機能
LINEショップカード
LINEマーケティングを活用することのその他のメリットや機能についても併せて紹介します。
セグメント配信
顧客の属性情報や行動履歴に基づいたセグメント配信が可能で、効果的なマーケティングが実現できます。
高い開封率
LINEのメッセージは開封率が高いため、情報が届きやすいといわれています。LINE公式アカウントから送信されたメッセージは、非常に高い開封率と即時性を示します。
以下は開封までかかる時間の参考データです。
●約2割のユーザー:メッセージ受信後すぐに開封
●約5割のユーザー:受信後3~6時間以内に開封
●約8割のユーザー:受信当日中に開封
※出典:LINEヤフー for Business「メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは」 https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/technique/20180426-02/
こうしたデータから、LINEは他のコミュニケーションツールと比較するとメッセージが届きやすく、迅速な反応が期待できることがわかります。
LINEマーケティングでできること
次に、LINEマーケティングにおいてできることを解説します。
- 顧客との関係性強化:顧客からの質問に回答したりアンケートを実施することで、顧客との関係性を深めながら属性情報を取得できます。
- 情報発信:新商品、サービス、キャンペーン、イベント情報などをリアルタイムに発信可能です。
- 特典配信:購入時や来店時の特典としてクーポンなどを配信することで、リピート率の向上につなげることができます。
- カスタマーエンゲージメント向上:クイズイベントやプレゼントイベントなど、顧客が楽しめるコンテンツを提供することで、エンゲージメントを高めることが可能です。
- 顧客データの取得:顧客の購買履歴や属性データを取得し、活用することでパーソナライズされたマーケティングを展開できます。
LINEマーケティングの注意点
LINEは多機能で個人の属性情報を収集可能な高度なコミュニケーションツールですが、以下の点に気をつけて使用しましょう。
- スパム(迷惑メッセージ)と捉えられないように注意:あまりにも頻繁なメッセージ送信や不必要なセールスアピールは、顧客に嫌がられる可能性があります。
- 個人情報保護:顧客の個人情報を適切に管理し、プライバシーポリシーを遵守することが必須です。
- 多様なコミュニケーションに対応:テキストだけでなく、画像や動画、クーポン配信など多様な形式のコンテンツを配信することで、顧客とのコミュニケーションが活性化します。
- 定期的な分析:顧客の反応を分析し、常に改善を検討するようにしましょう。
LINEマーケティングの始め方
LINEマーケティングを始める際は、以下の手順に沿って準備を進めると良いでしょう。
LINE公式アカウントがないと何も始めることができません。LINE Business Centerでアカウントを作成しましょう。
LINE公式アカウントを作成したら、今度はアカウントプロフィールを設定します。アカウント名、プロフィール画像、紹介文などを設定し、商品やサービスとの関係性を明確にします。
友だち登録してくれるユーザーを増やします。QRコードやURLを配布し、友だち登録を促進しましょう。
まずは誰にどのような情報を発信するか、どのようなキャンペーンを実施するかの方針を策定します。
その後方針に沿ったコンテンツを作成しましょう。
メッセージの配信スケジュールやターゲットを細かに設定します。
メッセージ配信後はしっかりと配信結果を分析し、改善点を検討しましょう。PDCAサイクルを回して効果を高めます。
また、いかなるマーケティング施策においても、目的や目標とする数値(問い合わせ数や販売数など)を明確にしておくことが重要です。そういった事項も施策の開始前に準備しておきましょう。
まとめ
LINEマーケティングは、商品やサービスの認知拡大、友達・ファンの獲得、来店や購入の促進などを図ることができるマーケティング手法です。LINEマーケティングを効果的に実践することで、十分な効果を得ることが可能です。他と比較して単純なインターフェイスと簡単な操作で扱えるので、初心者でもわかりやすく進めることができます。LINEマーケティングを活用して、ぜひ商売繁盛につながる工夫をしてみてください。
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