サイネージ広告(デジタルサイネージ)とは

サイネージは、日本語で「看板」や「標識」を意味しており、簡単に言うと屋外や店頭などで見かける商品・サービスを宣伝する用途で使用される看板がサイネージ広告です。今日においては、アナログ形式の看板ではなく、ディスプレイやタブレットなどの電子機器を用いてデジタルに情報を表示させる「デジタルサイネージ」を指すことが一般的です。ここでは、サイネージ広告(いわゆるデジタルサイネージ)について特長や種類、メリット・デメリットについて紹介します。

サイネージ広告(デジタルサイネージ)の特長

サイネージ広告(デジタルサイネージ)市場の拡がり

サイネージ広告(デジタルサイネージ)は、デジタル分野においてディスプレイやネットワーク技術などの発展とともに進化してきました。私たちが外を歩けば、駅などの交通機関、屋外の大型ビジョン、集合型の商業施設などにおいてサイネージ広告(デジタルサイネージ)を見ない日はないでしょう。最近では、ホテル、大学、病院から小規模店舗に至るまで、ありとあらゆる場所でサイネージ広告(デジタルサイネージ)は拡がりを見せています。

CARTA HOLDINGSおよびデジタルインファクトが2023年10月~11月に実施したデジタルサイネージ広告市場調査によると、2023年のサイネージ広告(デジタルサイネージ)市場規模は801億円(前年比119%)と推計され、2027年には1,396億円(2023年比174%増)に達するという見通しが示されています。

サイネージ広告(デジタルサイネージ)の活用目的

サイネージ広告(デジタルサイネージ)は、その目的によってさまざまな活用方法がありますが、ここでは主要な活用方法をいくつかご紹介します。

情報案内

駅・空港などの交通機関、ホテル・病院などにおいて、地図や説明書きなどを用いて建物内や周辺施設、その他の必要な情報を利用者へ案内する、いわゆる情報案内板として活用します。

商品・サービスの認知向上・ブランディング

駅や商業施設などの公共の場所に設置されたサイネージ広告(デジタルサイネージ)に、自社の商品やサービスに関する情報を掲示することで認知向上やブランディングを図ります。

販売促進・来店促進

飲食店やサロンなどの来店型の業種・業態であれば、自らの店舗の前にサイネージ広告(デジタルサイネージ)を設置し、商品やサービスを訴求することで直接の来店を促すことが可能です。

サイネージ広告(デジタルサイネージ)の種類

サイネージ広告(デジタルサイネージ)の種類には、大きく分けてオフラインで使用される「スタンドアロン型」とオンラインで使用される「ネットワーク型(クラウド型)」があります。それぞれの特長を説明していきます。

サイネージ広告(デジタルサイネージ)におけるスタンドアロン型

サイネージ広告(デジタルサイネージ)におけるスタンドアロン型は、インターネットに接続することなく、機器単体で情報やコンテンツを表示させる、サイネージ広告(デジタルサイネージ)の種類です。表示させる情報・コンテンツは、USBやSDカードなどを使用し、あらかじめ保存されているものを繰り返し表示させます。ネットワークを利用しない分、導入コストやランニングコストは抑えられますが、頻繁にコンテンツを更新したい場合などには適していません。

サイネージ広告(デジタルサイネージ)におけるネットワーク型

サイネージ広告(デジタルサイネージ)におけるネットワーク型は「クラウド型」とも呼ばれ、インターネットなどのネットワークに接続することでネットワークを介して情報を配信できることが特徴です。サイネージ上に表示する情報・コンテンツを遠隔からリアルタイムで操作可能なため、状況に応じて柔軟に表示させるコンテンツを切り替えることができます。例えば、曜日や時間帯に応じてサイネージ広告(デジタルサイネージ)を見る人の属性が変化するなら、その時々で対象に合ったコンテンツを配信することで、適した相手に効率よく情報を届けることが可能になります。

なお、最近では「インタラクティブ型」と呼ばれるタッチパネルやモーションセンサーなどの機能を備えたユーザーが直接操作し、欲しい情報・コンテンツを自分で選択できるサイネージ広告(デジタルサイネージ)の種類も普及してきています。

サイネージ広告(デジタルサイネージ)のメリット・デメリット

一般的に、サイネージ広告(デジタルサイネージ)のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

映像や音声を利用したインパクトのある情報発信

アナログな看板では実現できなかった動きのある映像や音声を活用することができるため、サイネージ広(デジタルサイネージ)を見た方によりインパクトを与えることが可能です。

リアルタイムでのコンテンツ切り替え

ネットワーク型のメリットにはなりますが、リアルタイムで発信する情報を切り替えられるため、ほとんどのアナログ媒体の弱みである一度設置(制作)したら更新が難しい、というデメリットを解消できます。

このようなメリットがある一方で、高機能なものになるほど多くの導入・設置費用やランニングコストが発生することには注意が必要です。また、電子機器である以上故障のリスクについてはあらかじめ認識しておかなければなりません。特に屋外や公共の場所に設置されるものであればリスクも高まることが予想されますので、活用を検討する際には覚えておくようにしましょう。

まとめサイネージ広告(デジタルサイネージ)とは

サイネージ広告(デジタルサイネージ)について、概要やその特長がお分かりいただけたでしょうか。サイネージ広告(デジタルサイネージ)は、個人事業主や中堅・中小企業のビジネスオーナーさまでもご利用いただける広告・宣伝手段となってきています。ご紹介した広告の種類やメリット・デメリットを踏まえて、ご自身に適した手法を選択することが大切です。

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