Facebook広告のターゲティングの種類と使い方

Facebook広告は、利用者の多さと実名制のSNSという特性を生かした、幅広い商材に向いているデジタル広告の一つです。高いターゲティングの精度がFacebook広告の最大の特徴です。実際にFacebook広告にトライしたことがある方はお分かりのことと思いますが、Facebook広告のターゲティング設定は項目が多く、どうすればいいかよく分からなくて困ったのではないでしょうか。この記事ではFacebook広告のターゲティングについて説明するとともに、目的に合わせた選び方や設定のコツをお伝えできれば幸いです。

Facebook広告のターゲット層の特徴

Facebook最大の特徴は、利用者が実名でユーザー登録をしている点です。顔見知りの知人・友人との交流や、ビジネスを目的としてFacebookを利用しているユーザーが多く、Facebook広告はユーザーの年齢や職業、居住地、などの正確な情報を元に細やかなターゲティングが可能となっています。Facebookを利用しているユーザーの年代は30〜40代が最も多いとされ、高齢者層にも比較的リーチしやすいことがFacebook広告のターゲット層の特徴ですが、他のSNSと比較して、若年層へ向けた広告にはやや不向きであると言われています。

Facebook広告のターゲティング設定

Facebook広告のターゲティング設定には、コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスの3つがあります。キャンペーン配下の広告セットに対してターゲティングを設定でき、1つの広告セットに対して1つのオーディエンスをセットできます。

コアオーディエンス

コアオーディエンスは、基本のターゲティング項目でFacebookユーザープロフィールに登録された情報や行動履歴を元にFacebook広告を配信したいユーザーを絞り込む条件を細かく設定し広告を配信します。商品やサービスに関心を示す可能性が高いユーザーに的を絞るために、ターゲットとなるユーザーの特長やニーズ、関心を持っているカテゴリーや購買動機などを分析しましょう。設定する項目のパターンにより、ターゲット層の幅やリーチするユーザー数の調整が可能です。


目的に合わせたおすすめのターゲティング設定①
自社の商品やサービスがまだ知られていない、これから認知度を上げたい場合のターゲティング設定はターゲットへ広くリーチできる「コアオーディエンス」がおすすめです。

 カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは既につながりのあるユーザー(既存顧客やリードを獲得した見込み顧客など)Facebook広告を配信することができるターゲット設定です。ウェブサイトにアクセスした履歴や、保有する顧客情報とFacebookのユーザー情報をマッチングさせ、ターゲティングを作成します。既にブランドや商品に関心を寄せているユーザーをフォローできる他、競合他社が持っていない独自の情報をソースにオーディエンスを作成することが可能です。


目的に合わせたおすすめのターゲティング設定
既に自社の商品・サービスへ関心を寄せているユーザーに対して購入を促したい場合のターゲティング設定はリピート率向上や、見込み顧客へのアプローチができる「カスタムオーディエンス」がおすすめです。

類似オーディエンス

類似オーディエンスは、Facebookのアルゴリズムによって作成済みのカスタムオーディエンスに含まれる人と似た特徴を持つユーザーを見つけ出し、広告を配信するターゲティング設定です。類似度の高さは1%〜10%の間で指定できます。類似度毎に異なる入札額を設定することも可能です。また、類似オーディエンスのリストは一定期間が経過すると自動で入れ替わるため、常に新しいユーザーに対して広告が配信されます。既に自社の商品・サービスへ関心を寄せているユーザーのリストをデータソースとして使用すれば、優良な見込み顧客を開拓することに繋がります。


目的に合わせたおすすめのターゲティング設定
ウェブサイトへの集客やアプリのダウンロード数を増やしたい場合のターゲティング設定は現在の顧客と似た特性のユーザーが自動でピックアップされる「類似オーディエンス」がおすすめです。商品・サービスに興味を持ってくれる可能性の高いユーザーに対してFacebook広告を配信できます。

Facebook広告でのターゲティングのコツ

精度の高いターゲティング設定ができるFacebook広告ですが、アバウトに設定しても十分な効果を得られません。ここからはFacebook広告でターゲティング設定をおこなう際に押さえるべきコツについて解説します。

ターゲティングを絞り込み過ぎない

ターゲティング設定を決め、オーディエンスを作成する際に注意すべきことは、ターゲティングを絞り込み過ぎないことです。最初に絞り込み過ぎるとFacebook広告の配信先が少なくなり広告効果が得られないばかりか、データの蓄積も不十分になるため、機械学習によるFacebook広告の最適化も難しくなってしまいます。配信先のボリューム感は推定オーディエンスサイズである程度は分かります。Facebook広告の配信後、結果を見て少しずつターゲットを絞り込むことをおすすめします。

複数のターゲティングを並行しておこなう

ターゲティング設定を変えた複数のオーディエンスを用意し、並行して異なるターゲティング設定のFacebook広告を運用するようにします。属性や関心層を変えた複数のオーディエンスでFacebook広告の配信結果を比較し、最適な組み合わせを見つけられれば、より精度の高いターゲティング設定が可能になります。

ターゲティングを重複させない

複数のオーディエンスを用意する場合には、オーディエンス毎のターゲティング設定が重複させないようにすることも重要です。ターゲティング設定は、それぞれ異なる属性で作成することが基本です。ターゲティング設定が被るとFacebook広告のパフォーマンスが落ちてしまいます。


Facebook広告は種類や設定が多く、一件複雑に見えますが、Facebook上にいるどんなユーザーへ広告を届けたいのか、ユーザーをしっかりと分析した上で選択と組み合わせを工夫すれば、強力なターゲティングがおこなえます。運用を続けることでデータが蓄積され、新しいユーザーの獲得にもつながります。効果的なFacebook広告配信のために、この記事が参考になれば幸いです。

まとめ

ここまで、Facebook広告についてご紹介してきましたが、Facebook広告も含めた広告手段はアナログからデジタルに至るまで幅広いものがあります。ビジネスオーナーさまにとって適切な広告手段は何なのか迷われるケースもあるかもしれません。そんな時には、広告のプロに相談することも方法の一つです。


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