みなさんは、ディスプレイ広告をどのような目的で、どのような活用の仕方をしていますか。ディスプレイ広告の特徴を理解した上で、特徴にあった目的と活用の仕方をしていますか。ディスプレイ広告の特徴を理解しないまま広告を出稿し、なかなか期待した広告効果が出ないといった状況になってしまう場合があります。この記事を通してディスプレイ広告の特徴をしっかり理解しましょう。
※画像はイメージです。
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に画像や動画、テキスト形式で表示されるWeb広告の一種です。主にバナー形式で表示されることが多く、視覚的な効果を活かした広告を通じて、ユーザーの注意を引きつけることができます。リスティング広告よりもディスプレイ広告はクリック単価が低くなる場合が多く、広告予算を抑えて出稿することが可能です。ディスプレイ広告は、PV数（Page View数：広告が表示された回数）や広告がクリックされた数を広告効果の指標とします。どれほどユーザーの目に留まったか、どれほど自社の商品やサービスを認知してもらったかが重要になります。
ディスプレイ広告の目的
ディスプレイ広告は、まだ自社の製品・サービスについて知らない人に対して、画像や動画、テキストを用いてアピールする『認知拡大』を目的とした広告です。自社のイメージを広告のクリエイティブ（画像や動画、広告文）に視覚的に反映することができるため、会社のブランディングにもディスプレイ広告は活用できます。また、さまざまなWebサイトやアプリ上にディスプレイ広告の広告枠があり露出が増えるため、広告のリンク先となる『Webサイトへのアクセス増加』を目的とする場合もあります。ディスプレイ広告経由のWebサイトへのアクセスが一定数確保できれば、SEO対策としても効果を期待することができます。
ディスプレイ広告のメリット
ディスプレイ広告のメリット潜在層にアプローチ
1つ目のメリットは、潜在層にアプローチできることです。ディスプレイ広告は潜在層に幅広くアプローチできるのがメリットです。
何らかの課題や悩みを抱えているものの解決方法を見つけられていない人や見つけようと行動に移していない人、課題や悩みそのものをまだ自覚していない人を潜在層と呼びます。また、自社の商品やサービスは知らないものの、関連する他社の商品・サービスへの興味は持っている人も潜在層です。このように潜在層の中でも度合いが異なっています。ターゲットやターゲットに合わせたプレースメント（広告を表示する場所）を策定する場合は、この点を注意しましょう。
ディスプレイ広告のメリット認知拡大に適している
2つ目のメリットは、認知拡大に適していることです。画像や動画、テキスト形式で広告を表示できるディスプレイ広告は、リスティング広告と比べると視覚的なインパクトを与えることができるため、ユーザーの目に留まりやすく、認知度向上が期待できます。一つの広告で伝えられる情報量が多いことも、認知度向上を後押ししてくれる要因と言えます。その分クリエイティブが非常に重要になります。思わず目を止めてしまうクリエイティブ、思わずクリックしたくなるクリエイティブを作成することを意識しましょう。
ディスプレイ広告のメリットリターゲティングができる
リターゲティングとは、過去に自社のWebサイトをアクセスしたユーザーに対して広告を配信する手法のことです。Webサイトを訪れたということは、自社の商品やサービスに興味を持っていると考えることができます。Webサイトを訪れたけどお問い合わせや購買行動につながらなかった見込み顧客に対して、ディスプレイ広告を配信することで、自社の商品やサービスの存在を思い出してもらえるように仕掛けることができます。
ディスプレイ広告のデメリット
ディスプレイ広告のデメリット広告効果を実感しづらい
ディスプレイ広告の最大のデメリットが、広告効果を実感しづらいことです。広告効果というと、「お問い合わせが増えた」や、「商品やサービスの売上が増えた」といったことを想像されるのではないでしょうか。ディスプレイ広告は、その特性上問い合わせや購買につながりにくい傾向にあります。まだ強い購買意欲があるわけではない潜在層へアプローチするため、購買行動へ移るまでにタイムラグが生じてしまうのです。商品やサービスの価格帯によってもタイムラグに大きく影響します。高額になればなるほど、意思決定に時間がかかります。ディスプレイ広告を配信してから数か月後に問い合わせや購買が発生するということもあります
こういった点からディスプレイ広告は広告効果を実感しづらいというわけです。
ディスプレイ広告のデメリット問題点や改善点の発見が難しい
ディスプレイ広告は、設定項目が多いため広告効果が期待しているものとなっておらず、うまく運用ができていない場合に、原因を特定することが難しいだけではなく、改善に向けた検討項目も多くなります。逆を言えば、広告効果を実感している場合に、何が成功の原因となっているのか特定することも難しいことになります。
ディスプレイ広告とリスティング広告セットで出稿
リスティング広告とは
リスティング広告は、検索サイトで検索したときにキーワードに応じて検索結果ページ（SERP：Search Engine Results Page）に広告を表示させるインターネット上の広告になります。キーワードに応じて広告が表示されるため、「検索連動型広告」とも呼ばれています。興味をもって検索している顕在的なユーザーに対してアプローチすることができます。
ディスプレイ広告とリスティング広告をセットで出稿
潜在的なユーザーにアプローチし、『認知拡大』が目的のディスプレイ広告に対して、顕在的なユーザーにアプローチし、『コンバージョン（問い合わせや資料請求、購買などの目標設定した行動のこと）獲得』が目的のリスティング広告になります。
それぞれの特徴や目的を理解すると、まだ自社の商品やサービスのことを知らないユーザーにディスプレイ広告にて自社の商品やサービスの認知をしてもらい、購買意欲が高まり、検索サイトでキーワード検索された時にリスティング広告にてアプローチするという、より効果的な広告出稿の戦略を取ることができます。
最後に
ディスプレイ広告について、理解は深まりましたでしょうか。
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