広告掲載について

企業がすばらしい商品を作ったり、サービスを販売することとなっても、商品やサービスの良さを見込みとなるお客さまに認知していただけない事には購入してもらえません。そういった商品を多くの知ってもらう方法として広告は企業とお客さまをつなぐ、コミュニケーションツールであり生命線であると言えるのではないでしょうか。こちらでは、そういった広告掲載についてご紹介したいと思います。

広告とは

広告の始まり

そもそも広告の歴史はいつからでしょうか。AIが広告を制作してくれる現代に至るまで、どのような歴史をたどってきたのでしょうか。実は広告の起源については諸説あります。世界の広告については「5000年前のバビロニアで発明された、象形文字を彫り込んだ煉瓦」「紀元前1000年頃エジプトで作成されたパピルス紙の手書き広告」「トルコのマーブル通りにある石畳のレリーフ」などです。
それでは日本の最古の広告はいかがでしょうか。日本の広告についても諸説があります。
まずは、平安時代833年に定められていた法典の解説書内に「市には売場や店舗ごとに看板を立てて商品名を記載すること」と記載されており、こちらが日本最古の広告とするもの。次に土佐日記(935年)に記載があった「山崎の小櫃(こびつ)の絵」という小櫃の絵看板とするものがあります。解説書については広告に関する、公的なお触れであること、小櫃の絵は個人が掲載した広告であることから、どちらも始まりと言えるかもしれません。※他にも諸説あります。

広告の種類

それでは、先述の広告の始まりでは「煉瓦」「パピルス紙」「レリーフ」「絵看板」を紹介しましたが、現代の広告についてはどういった種類があるでしょうか。
上記のように媒体ごととなると膨大なため、株式会社電通が調査している「日本の広告費」を参考に、大きく下記の3つに分類します。

① マスコミ四媒体
② インターネット
③ プロモーションメディア

まず①マスコミ四媒体には「新聞」「雑誌」「ラジオ」「テレビメディア(衛星含む)」を含みます、次に②インターネットには「動画広告」「ディスプレイ広告」「検索連動型広告」「成果報酬型広告」を含みます。最後に③プロモーションメディア広告では「屋外広告」「交通広告」「折込広告」「DM(ダイレクト・メール)」「フリーペーパー」「POP」「イベント・展示」などを含みます。
以上が、一般的な広告の種類となります。

広告を掲載する方法

マスコミ四媒体

こちらではマスコミ四媒体で広告掲載する方法をご紹介しますが、掲載媒体の為、ラジオとテレビの配信媒体はこちらでは省略します。

新聞

新聞広告を掲載するにあたってですが、直接新聞社に広告を申し込むことはできません。基本的に新聞社は、直接広告主とのやり取りは行わないからです。ではどのように広告を掲載するのでしょうか。
広告掲載をするには「新聞との直接窓口を持つ広告会社」を介する必要があります。こちらは全ての広告会社が持つわけではなく、直接窓口を持っていない広告会社も上記の「新聞との直接窓口を持つ広告会社」を介して広告を掲載できます。その後、広告会社との打ち合わせを通じて「掲載紙」「広告内容」「掲載日」「原稿の制作・納品方法」を決めていきます。
なお、新聞広告の掲載が初めての場合は「広告主への企業審査」が必要となります。企業審査には「謄本」など審査書類を用意しなければなりません。また広告内容の審査も必要となります。なお、広告審査については、広告掲載するたびに行われます。広告審査を経て必要であれば広告の修正等が行い、広告料金のやり取りが終了すれば、新聞へと広告が掲載されます。

雑誌

雑誌広告は新聞などと異なり、雑誌という媒体に強い特色を持っていますので広告を掲載したい最適な雑誌を選定する必要があります。雑誌を選定したら、該当の雑誌を取り扱っている編集社や広告代理店と連絡を取ります。その後、編集社や広告代理店とデザイン、コピーライティング、写真の撮影など原稿の作成に進みます。原稿を作成したら、出版社に審査を依頼します。こちらの審査基準は出版社によって異なります。原稿の審査が通ったら、原稿を入稿して掲載へと進みます。

インターネット広告

こちらではインターネット広告を掲載する方法として「動画広告」「ディスプレイ広告」「検索連動型広告」「成果報酬型広告」などの広告掲載について紹介します。インターネット広告を掲載する場合は、まずターゲットの選定が必要です。広告を閲覧するであろうターゲットを選定するためには、ターゲットのモデルとなるペルソナを作成するとよいでしょう。
次に広告出稿先を選定します、インターネット広告と一口に言ってもターゲットが閲覧する広告出稿先を選ぶ必要があります。例えば、30歳以上の女性をターゲットにスキンケア商品を販売したい場合、視覚的にインパクトを与えるInstagramといったSNS広告や美容関連の雑誌やWEB媒体への広告掲載がよいでしょう。
上記のように商品やサービス、ターゲットと広告の関連性を考えて広告掲載をすすめていきます。

広告掲載には、自社で掲載の設定や運用できる広告もありますが「ノウハウがない」「スタッフがいない」等の時や、自社で掲載・運用できない広告の場合は、インターネット広告を取り扱っている広告代理店へと問合せを行いましょう。広告代理店から広告掲載の流れを確認するとよいでしょう。
広告出稿にはクリエイティブと言われる広告物が必要です。クリエイティブは広告文やバナー画像など、広告掲載先に応じて異なりますが、ターゲットの課題や悩みを解決できることをメッセージとして訴えましょう。クリエイティブに解決できるメッセージを反映できるかどうかで、広告の効果や成果は変わってきます。
クリエイティブが完成したら広告出稿となりますが、広告出稿前に広告代理店によって審査がありますので広告代理店を利用する場合は、確認をしましょう。
最後にインターネット広告ではマスコミ四媒体広告や雑誌広告と異なり、広告効果についてデータ分析が可能です。例えば広告をクリックされているエリアが高いと判明したら、そのエリアに広告投下を多くすることで効率的な広告掲載ができます。クリエイティブもABテストなどをおこなうとよいでしょう。

プロモーションメディア広告

こちらでは広告の掲載媒体として「屋外広告」「交通広告」「フリーペーパー」の広告媒体を紹介します。

屋外広告

主に看板といった建物の外側に掲示されているものです。広い意味となるとバスの車両に貼りだされている広告も屋外広告に含まれます。今回は一般的な屋外広告の掲載について紹介します。
屋外広告を掲載するには、広告看板を保有しているビルオーナー、広告代理店、屋外広告の施工会社と関わります。ビルオーナーは広告代理店に任せている場合があるので関わらない可能性もありますが、広告費用などの意向は広告代理店を通じて伝えられます。
まずは広告代理店と広告掲載エリアや掲載内容、予算をまとめます。次に広告代理店と条件に合う媒体を打合せし、問題がなければ掲載申込へとすすみます。広告物は大型なものが多いので、意向を伝えてデザインは広告代理店に任せるのもいいでしょう。広告代理店によっては、出来上がったデザインや内容について審査が行われます。審査が完了すると、実際に広告物の制作へと進みます。広告物が完成したら看板の取付についてすすめていき、ビルの屋上などに屋外広告を掲載できます。

交通広告

交通は電車、バス、駅などの広告を掲載する掲出先が複数あります。この掲出先はエリアや路線、掲出する広告の種類などによって異なりますので、目的や予算に応じて最適な広告掲載を選定する必要があります。エリアや広告の種類(デジタルサイネージなど)と予算が決定したら、交通広告を取扱っている広告代理店へと連絡します。交通広告についても、各種交通機関の運営会社などの審査がありますので、広告代理店を通じて、規制業種などを確認するのがいいでしょう。
審査を通過した後、掲載する広告の空き状況の確認、広告枠の申込と枠押さえとなります。
掲載する広告についても、広告代理店に連絡時にデザインやキャッチコピーなども用意しおくと、打合せや制作がスムーズとなります。
広告の入稿、納品前にデザインの審査があります。この審査は誇大表現の有無の確認など、交通機関の運営会社が定めたガイドラインに基づいて行われます。審査を通過すれば、入稿・納品となり広告が掲載されます。

フリーペーパー

フリーペーパーは読者へ無料で配布される印刷物ですが、媒体によっては雑誌の特長も持ち合わせています。地域生活情報誌のフリーペーパーや飲食、美容に特化したフリーペーパーなどがあります。
フリーペーパーに広告を掲載するにあたっては、雑誌広告と同様に特色ある媒体を選定する必要がありますが、雑誌と異なりフリーペーパー自体が存在しない場合がありますので注意が必要です。
フリーペーパーに広告掲載する場合は、フリーペーパー自体に発行元や掲載希望の案内があるのが一般的ですが、様々な媒体から選定する場合は広告代理店に確認するのも方法です。広告代理店側からマッチする媒体が提案されるので選択肢の幅が広がると言えます。
ターゲット設定とフリーペーパーの選定が出来れば、フリーペーパーの発行元や広告代理店に問い合わせし広告掲載の詳細を確認します。広告掲載の規格やエリア、予算の打合せがまとまりましたら広告内容の制作へとすすみます。広告内容が完成したら入稿・納品へとすすみ、広告が掲載されます。

広告掲載の効果

広告掲載のメリット

では広告を掲載した際の効果についていかがでしょうか。こちらでは広告を掲載した際のメリットについてポイントを紹介します。

商品やサービスのブランド認知度の向上

広告を通じて多くの人に商品やサービスを知ってもらうことが出来ます。特に新たな商品や新たなサービスを立ち上げたときに、認知度を高めるのに広告は適しています。

売上が増加

広告が消費者の購買意欲を刺激することで、売上の増加につながります。キャンペーンやセール情報を伝える広告は即効性が期待できます。

特定ターゲット層へのアプローチ

広告を掲載することで、特定のターゲット層へメッセージを発信することが出来ます。例として、先述したSNS広告では年齢層や興味関心に基づいて広告の配信することが可能です。

競合他社に対して優位

他社に対して競争優位を確保できます。自社ならではの強みや特徴を広告掲載によりアピールすることで、他社よりも商品やサービスの購入で優位に立つことができます。

広告掲載のデメリット

先ほどは広告のメリットを紹介しましたがデメリットについても紹介します。

コストが必要

広告の制作や掲載には費用がかかります。特にテレビや新聞、交通広告などの大規模な広告は高額になる可能性が高くなります。

効果が確実に出るとは限らない

広告が必ずしも期待通りの効果を発揮するとは限りません。ターゲット層に届かない場合や、競合他社が掲載している広告に埋もれてしまうこともあります。

過剰な広告は逆効果となる可能性がある

広告は場合によってはお客さまに不快感を与えることがあります。特にインターネット広告では、過剰なポップアップやバナーによりお客さまから信頼性を損なうことがあります。

広告掲載は専門家に相談しましょう

広告は長い歴史があり、時代を経て媒体も様変わりしてきました。現在はAIが広告の作成を手伝ったりしていますが日進月歩で進む広告の世界に対し、本業を行いながら広告掲載や運用は困難です。そのため、広告掲載については専門家に相談しましょう。

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